【iOS9の凄い機能まとめ!！】 iPhoneとiPadがどうパワーアップするのか？

公開日： 2015/06/17 : 最終更新日：2015/06/26 iPad, iPhone 2分割画面表示, ios9, news, wwdc 2015, キーボード, 新機能

iOS7でフラットデザインになり大幅に文字やデザインが見やすくなりました。

iOS8では、Mac&iPadの連携・ヘルスケア・スポットライトに力をいれて、堅実な進化を遂げました。

iOS9では一体どのような進化をしているのでしょうか？

アップルは毎回、思いもよらないところからアプローチがあります。

初めて聞いただけでは分からない、実際に使って気が付く驚きの機能があります。

iOS9で、iPhone&iPadがどれだけパワーアップするのか非常にわくわくします。

では見ていきましょう！

iOS9コンセプト

今回のiOS9の基本コンセプトはSiriを中心とした検索やアプリの賢さの向上と、iPadの根本を見直す事です。

・賢くなった Siri検索！

今回のSiriは認識精度が40%改善してグーグルのボイス検索よりもパワーアップしました。単語誤り率は5%になりグーグルNowの8％よりも高精度になりました！UIが一新して日常的に使いたくなるデザインに。

写真検索とリマインダーもSiriから可能になりました。

プロアクティブアシスタントとは？

「Proactive Assistant」

次の行動の先を見越した、アシスタントをする。

iPhone iPadユーザーがつぎに起こす行動を毎日の行動パターンから予測して、最適なアプリや通知をしてくれる機能です。

毎回車に乗る時にユーザーが音楽を聴いていたら、車に乗ると同時に音楽が起動します。

また、電子メールでイベント通知がきたらいつも承諾している相手なら自動で予定に追加されたり、電話番号がわからないが、誰かが分かる場合はメール情報から候補をあげます。

一週間の内容のアプリの候補も表示できます。

家の中にあるジムで運動をはじめると、音楽を聴く習慣があったら音楽を再生思案す。

キッチンにいってポテトを作りたい場合レシピをみて誰に聞くかを選べ、小さじ大匙がどれくらいのものかを Searchで見れる。

iOS9のインテリジェンス機能です。

ディープリンキング

(Siriで音声入力をして、Spotlightで検索結果をみる。)

ディープリンキング＝アプリからＡＰＩを通じて関連性で事前予測（プロアクティブ）と連携する。

Siriから検索をかけてのSpotlightからは検索範囲が広がりました。

スポーツのスコア・Youtube・デバイスにインストールしているアプリ・バックリンクを簡単に出せます。

SiriとProactive Assistant(ユーザーの動向を考慮した検索提案)の連携をして、Siriの利用の幅が広がっています。

これだけパワーアップしてアップルがシステムに力を入れているので、移動中やキーボードを打たなくても情報が取り出せます。

SiriはiOS9から本格的に使うのが良いのではないでしょうか？

Apple Pay

アップルは財布を代替できるサービスを考えてきたアップルペイの進化です。アメリカでは主要クレジットカードとデビットカードに対応。

2500もの金融機関がサポートされました。
アメリカでは多くの小売店に対応しています。
アップルペイが使えるアプリが増え続けています。
ピンタレストのショッピングアプリでは、アプリ上から商品のアップルペイの機能でショッピングができます。

iOS9では、ショップのポイントカードに対応しました。
財布の機能、クレジットカード・デビットカード・ポイントカードを全部含むようになりました。名称をパスブックからウォレット財布に換わります。

今回はイギリスに規模を拡大しました。

日本ではまだ対応していないですが、iOS9でポイントカードまで使えるようになっています。

みなさんも、お店に行くごとにポイントカードが財布にかさばって大変な状態だと思います。

是非とも日本でもスタートさせてほしいサービスであります。

ノートアプリの進化

iPhoneユーザーの半数が使ってるノートアプリの進化です。
・今回追加された機能

ツールバー
書体を変えるUI
todoチェックリスト
写真を
指先で絵が描ける機能
URLジャンプ
サムネイル

iPhone iPad Macでクラウドを使ってドキュメントが共有できますが、Windowsを使っている方は未だ使えないですのでEvernoteを使うことをおすすめします。

将来的にもアップル製品だけで使う方に良いアプリだと思いました。

筆者は、Evernoteとnotesアプリのデータ共有ができたら使ってみたいと思います。

Mapアプリの乗り換え案内

マップアプリは乗り換え案内機能が追加されました。

（現在、日本は未対応で利用できる都市は限られています。）
乗り換え地図の路線図は地下鉄・電車をカバーします。

発車時間も複数交通機関の乗り換えも提供。

歩く時間を含めたカーナビタイプのナビゲーションを搭載します。
地下鉄の駅から、地下鉄の上にあるものが何であるかが関係します。

出口までの時間が正確にわかり、乗り換えで迷う必要がありません。

Siriにこれを話せば簡単に提供できます。
近隣情報を検索してアップルペイ対応のお店を自動的に表示します。

Macでもこの地図機能は使えます。

今後の日本対応に期待したい乗り換え案内機能です。

・新登場！ Newsアプリ

iOS9から新登場したニュースメディアをチェックできるNewsアプリ。
個人に合わせてキュレーションされたニュースが並びます。

新しいフォーマットによって美しいレイアウトとフォントの表示は、専用アプリならではのものです。

ダイナミックな画像のイージングモーションやアニメーションは今までのニュース雑誌をを超えようとする意欲を感じます。
雑誌を選んで頭から読んでいく事以外に、検索から内容ごとにニュース情報を絞り込めるのが便利。

iPadで眺める雑誌は、アナログの雑誌を超える迫力と美しさを感じました。
iPhone iPad両方のレイアウトに対応します。
アメリカ、イギリス、オーストラリアでまずは提供します。

日本でどうなるかが期待されます。

★ iPad iOS9 (大規模進化！)

iOS9でiPadが圧倒的にパワーアップします。

キーボードの進化

新キーボードでは、コピーペーストボタンが追加されました。

書体を換えたり、写真も添付できます。
Bluetoothの物理キーボードを繋いだ時には、ショートカットキーも扱えます。

キーボード上で２本指のスワイプすると、範囲選択できます。

上のコピー&ペーストと合わせ技で、文字列の移動が簡単にできるようになりました。

今までは画面上をタッチして、ドラッグでつまんでしていたので圧倒的に楽になります。

ワープロアプリでドキュメント書類が出来る水準になっているのかもしれません。

iPad マルチタスキング

遂に来た！iPadのマルチタスク表示！！

サファリを使ってメッセージを見たいとき、一本の指でスライドすると２枚目のウィンドウが開きメッセージを呼び出せます。

上下にスワイプをすると他のアプリを呼び出せます。

時としてメモアプリを使って、サファリを使いたいことがあります。
２つのアプリをに分割で表示し、中央のパーティションバーを移動させると、50％ずつ表示することもできます。

分割割合は、2:1と1:1の二つです。

それぞれのアプリのマルチタッチも可能です。
このように２つのアプリに同時に集中する事が出来ます。

サファリのホームページに配置している写真や、文章をノートアプリに貼り付ける作業も、今までの様に毎回アプリを切り替える必要がなくまりました。

一度に２つの事ができ、パソコンの様な作業ができますね。

(※ この２分割表示はiPad Air2のみの対応です。)

ピクチャー・イン・ピクチャー

「ピクチャー・イン・ピクチャー＝他のアプリを使いながら動画を表示できる機能。」

またiOS8 iPadのマルチタスキング機能では、今まで動画を見るためには動画を再生するアプリを起動して使っているときだけ見えたのですが、iOS9では他のアプリを使いながら同時に動画を見ることができるようになりました。

ながら作業ができて、ますますパソコンのように使えるようになりました。

バッテリーの進化

iOS9は、Metalのグラフィック処理技術により性能アップしたと同時にCPUの負荷がさがりました。iPhoneのグラフィックス描画速度が上がっています。

iOS9では低電力モードを搭載し、日常的な使い方で最大３時間のバッテリーが伸びるようになりました。

iPhoneは平均３日に一回ぐらい充電しますが、それでも３時間も伸びてくれるとありがたいです。

セキュリティアップ

認証方式を増やしました。

iCloudが二重認証になりました。

パスコードが4桁から、アルファベットを含む6桁になります。

少し手間ですが、6桁のパスコードはセキュリティアップが出来て良いと思います。

アップデートダイエット

通常4.5Gだったのが1Ｇの容量に縮めました。

iPhoneのスペースにアプリなどのデータでぱんぱんに使っていた人は、アプリや写真を消す必要があったので、1Gなら簡単にアップデートができて助かります。

アップデートをするときに、あまり容量をきにしなくてよくなります。

開発ツール

iPhone iPadの開発ツールもMetalの他にたくさんのツールが追加されます。

開発効率があがることで、高品質なゲームやその他のアプリが増えてくる期待ができます。

Helthkit

ヘルスキットは非常に盛り上がっています。
新しい数値の肺活量と紫外線受容量が追加されました。

Homekit

ヘルスキットはホームキットと連携します。
ヘルスキットは新しいセンサーに対応します。
これらの家庭内の新しいセンサーとiCloudを通じて無線で制御できます。

家から離れた場所で使うこともできます。

前回よりも具体的な説明でしたので照明やサーモスタット以外にも、Homekit対応の家電製品が出てくることに期待したいです。

Car Play

車でiOSを使うCar Play。

iOS9カープレイは自動車会社のアプリをサポートします。

カープレイはさまざまなアスペクト比に対応します。

まだ対応機種が限られていますが、今後国内の自動車にも標準搭載してほしいものです。

Swift2

さまざまなアプリがSwiftで作られています。

Swift2は最初から高速に動作します。

複雑なプログラム、オブジェクトに対して最適化されています。

モジュール全体への最適化もされています。

新しいエラー対処方法 Xcodeでの対応機能。

Swiftは次のメジャーな開発言語として作られています。

何処でも使ってもらうことを考えオープンソースになりました。

コンパイラー標準ライブラリ OSX用 Linux用を今年中に提供開始。

今日開発用ベータが登場します。

まとめ

iOS9はiPhone4Sまでアップグレードを対応します。

iOS9新機能まとめ

賢くなった Siri検索 深い関連性から、事前に次の予測をして結果表示可能に。
Apple Pay アメリカではたくさんのお店とアプリを通じてネットショップが出来るようになってきてる。リアル店舗のポイントカードにも対応。
ノートアプリの進化 文字以外にも、写真・手書き・URLリンクに対応した。指先でスケッチも残せる。
Mapアプリ 乗り換え案内と近距離の町情報検索が高度化。
新！ Newsアプリ さまざまなニュース媒体が独自の美しいレイアウトで読めるようになった。
iPad iOS9 キーボードがショートカットに対応し、２本指で範囲選択が可能に。フルスクリーン２分割表示に対応。色々なアプリを使いながら、動画を視聴できるようになった。
バッテリーの進化 低電力モードによって日常的な使い方で電池が３時間伸びた。
セキュリティアップ iCloudが二重認証で、パスコードが６桁になりセキュリティがアップした。
アップデートが簡単 いままで4.5Ｇのアップデートが1Ｇにスリム化してアップデート作業が楽に。
開発ツール Metal以外に５種類の開発ツールが増え、今後アプリの品質が高まるようになった。
Helthkit 肺活量と紫外線受容量が追加され、健康ログの種類が増えた。
Homekit 外出先からiCloudを通じて制御できるのと、家電の種類が定義付けられました。
CarPlay 各社の自動車会社のアプリと連携が可能に。さまざまなアスペクト比に対応。
Swift2 複雑なプログラムに最適化し、新しいデバッグツールとLinuxでの開発にも対応。